宇宙軍士官学校の電子書籍化について。
期日はまだはっきり編集さんから聞いていないが、来年一月に早川書房から発売中の「宇宙軍士官学校」の既刊、つまり一巻と二巻が同時に電子書籍化されることになった。
どういうルートで流れるのか、アマゾンでダウンロードできるようになるのか、そういう詳しいことは、まだわからない。
今現在、私の書いた本で電子書籍化されているのは、アマゾンでダウンロードできるキンドル版「でたまか・第一部」の3冊と、角川でダウンロードできる「ガンズ・ハート」だけであるが、これに新たに「宇宙軍士官学校」が加わることになる。
先日「ご主人様は山猫姫・11」が、発売日前にアマゾンで予約数がオーバーし、発売日にはすでに売り切れ。という状態になった。
今現在(12月13日午後4時現在)もアマゾンでは取り扱い不能である。
電子書籍化すれば、すくなくとも、こういう「売り切れ・取り扱い不能」という状態は起こらない。
読者の方からウェブサイトのメールで「電子書籍化の許諾をお願いします」という要望を戴いたが、その権限は、私には無いのである【苦笑
電子書籍化するのは、あくまでも出版社であり、その出版社の方針によって左右される。
その決定権は、作家には無い。
つまり、出版社が「この本を電子書籍化しよう」と決定する、その部分に作家は何一つ関与できないのだ。
作家は出版社から「電子書籍化が決定しました、つきましては契約書をお送りしますのでサインして下さい」と言われて、初めて自分の書いた本が電子書籍になることを知るのである。
電子書籍化されない理由は、作家が許諾を出さないから、という場合もあるだろうが、少なくとも私の場合はそうではない。
私は基本的に、なんでもありだと思っている【笑
私の書いたものを電子書籍化するのも、二次利用するのも、すべてご自由に。というのが私の立場である。
なぜなら、私は作家であり、作家は本を書くのが仕事であり、それで、私の仕事は終わりだと思っているからである。
本になった後のことは、私の関与すべきことではない。
本というのは完全な一方通行のメディアである。
読者が、どんな感想を抱こうと、どう考えようと、作者にはどうしようもないのである。
百人の人が読めば百人なりの感想や印象を抱くだろう。その印象が、私の考えたものと違っていても、それを訂正する術を私は持っていない。
コミック化されたときも、私は一切関与しなかった。
最初の頃、ファミ通の編集さんが、マンガの「ネーム」を送って来られたが、私はそれを断った。
餅は餅屋に任せるのが一番だと思ったからである。
小説に出来ることと、マンガに出来ることは違う。
私はマンガ同人「作画グループ」の一員であり、ずっとマンガに関わってきた。
みなもと太郎氏の「風雲児たち」のアシスタントもやったことがある。
自分の書いた物語を、マンガにするとしたら、どう描くかは、私の中にもある。
しかし、それは「私がマンガを書くとしたら」というものであり、それを他人に要求することはできない。
私が口を出せるのは、私自身だけである【笑
どういうルートで流れるのか、アマゾンでダウンロードできるようになるのか、そういう詳しいことは、まだわからない。
今現在、私の書いた本で電子書籍化されているのは、アマゾンでダウンロードできるキンドル版「でたまか・第一部」の3冊と、角川でダウンロードできる「ガンズ・ハート」だけであるが、これに新たに「宇宙軍士官学校」が加わることになる。
先日「ご主人様は山猫姫・11」が、発売日前にアマゾンで予約数がオーバーし、発売日にはすでに売り切れ。という状態になった。
今現在(12月13日午後4時現在)もアマゾンでは取り扱い不能である。
電子書籍化すれば、すくなくとも、こういう「売り切れ・取り扱い不能」という状態は起こらない。
読者の方からウェブサイトのメールで「電子書籍化の許諾をお願いします」という要望を戴いたが、その権限は、私には無いのである【苦笑
電子書籍化するのは、あくまでも出版社であり、その出版社の方針によって左右される。
その決定権は、作家には無い。
つまり、出版社が「この本を電子書籍化しよう」と決定する、その部分に作家は何一つ関与できないのだ。
作家は出版社から「電子書籍化が決定しました、つきましては契約書をお送りしますのでサインして下さい」と言われて、初めて自分の書いた本が電子書籍になることを知るのである。
電子書籍化されない理由は、作家が許諾を出さないから、という場合もあるだろうが、少なくとも私の場合はそうではない。
私は基本的に、なんでもありだと思っている【笑
私の書いたものを電子書籍化するのも、二次利用するのも、すべてご自由に。というのが私の立場である。
なぜなら、私は作家であり、作家は本を書くのが仕事であり、それで、私の仕事は終わりだと思っているからである。
本になった後のことは、私の関与すべきことではない。
本というのは完全な一方通行のメディアである。
読者が、どんな感想を抱こうと、どう考えようと、作者にはどうしようもないのである。
百人の人が読めば百人なりの感想や印象を抱くだろう。その印象が、私の考えたものと違っていても、それを訂正する術を私は持っていない。
コミック化されたときも、私は一切関与しなかった。
最初の頃、ファミ通の編集さんが、マンガの「ネーム」を送って来られたが、私はそれを断った。
餅は餅屋に任せるのが一番だと思ったからである。
小説に出来ることと、マンガに出来ることは違う。
私はマンガ同人「作画グループ」の一員であり、ずっとマンガに関わってきた。
みなもと太郎氏の「風雲児たち」のアシスタントもやったことがある。
自分の書いた物語を、マンガにするとしたら、どう描くかは、私の中にもある。
しかし、それは「私がマンガを書くとしたら」というものであり、それを他人に要求することはできない。
私が口を出せるのは、私自身だけである【笑
2012-12-13 16:19